クジラの捕食といえば、大きな口を開け、海の中を泳ぎ、プランクトンや小魚などを食べるイメージが強いです。
食べることには困らなそうと言いますか、自ら狩りに行くというイメージってあまりないですよね。
しかし、この映像で見える鯨は違います。計画的、かつ集団で狩りを行っているのです。その方法は実に緻密で知能的。
魚の群れを海面まで追い詰め、パニックになったところで、魚を囲い込むように丸く、周囲を鯨の作るバブルで覆います。
バブルの壁に閉じ込められた魚たちの下から、数匹の鯨が口を開けながら一斉に海面へ上昇。魚たちは鯨の口のなかに収まっていきます。
その狩りの賢さも、海上から見るバブルのサークルの美しさも、鯨たちが大きな口を開け海から顔をだす瞬間も、すべてが壮大・・・この光景は美しすぎます。