時折、ニュースを賑わせる「侵略生物」。何も宇宙人のことではなく、一般的な生き物でありながら、大量発生をし、森林や建物に多大な影響を与える生き物です。
今回紹介するのは、「世界の侵略的外来種ワースト100」にも選定されている「マイマイガ」。
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日本種も4種ほどいるのですが、ヨーロッパ種、アジア種など、その種類は様々。アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジアと、どこにでも分布する蛾です。どこの国においても、「大量発生」が問題になっています。
日本でも、福井県や富山県、飛弾地区などで大量発生が問題になっており、しかも1〜2日といった短時間で莫大な数に増殖するのが恐ろしいところ。
こちらの動画は、家の周囲をびっしりとマイマイガに囲まれてしまった様子。尋常ではありません。
こちらは北海道の様子。信じられない量の蛾が街灯のまわりを飛んでいます。こんな様子に出くわしたら、まず必死で逃げるでしょう。
直近ですと、バキュロウイルス科ウイルスに集団感染したがマイマイガがニュースになりました。これは「ゾンビウイルス」と呼ばれるウイルスで、ウイルスに感染した蛾は、意識を乗っ取られたようにエサをむさぼり続け、最終的に死にいたる…というなんとも恐ろしい病気。
ウイルス感染した幼虫の映像はなかったのですが、感染する前の普段の食事の様子を紹介しておきます。