アフリカにいる、ねずみのような、カピパラのような、なんだかよく分からないこの生物はミズマメジカ。しっかりと鹿っぽい色や模様をしているのに、この短い手足がちょこんとついているだけという、とんでもなくかわいい生き物です。このミズマメジカ、危険時には水中に逃げ込むのが特徴です。ただ水に入るわけではなく、なんと4分も息を止めていられるのです。しかも、泳ぐというより、水の中を歩くといった様子。ちらっと呼吸をし、確認をし、また水の中にもどっていくミズマメジカ。かわいすぎます。
そもそも豆じかとはなんなのか。豆なのか。鹿なのか。この豆じかってやつは、英語で書くと「Water chevrotain」。そう、鹿だけど「deer」とはつかないんだ。「beans deer」ではないんだ。このマメジカっていうのはとても原始的な動物で、3000万年の姿をそのまま伝えているそうなんだ。ちなみに3000万年といえば氷河期。氷河期ってある程度の周期で訪れているんだけど、くる時は本当に突然くるらしく、一部では明日プチ氷河期が来ても驚かないっていわれているんだよ。