コウモリといえば、昆虫を食べたり、果実を食べたり、動物の血を吸ったりするイメージが強いですが、唯一、魚を捕食するコウモリがいます。
それがウオクイコウモリです。
photo by USFWS Headquarters
普段は中央アメリカや南アメリカ、西インドなどの洞窟や岸壁の割れ目、樹木の中の空洞、人の家などを寝床にしているのですが、夜になると群れをなして狩りに出かけます。
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向かうは川辺や海辺。そこで小魚をつかまえ、寝床に持ち帰って食べたり、その場で食べたりするのです。
かなりの大食いで、一晩に30匹もの魚を食べるのだそう。そのせいで若干魚臭いというか、生臭いそうです。。。
狩り技術はかなり正確で、暗い中でも正確に魚を捕らえられるのは、エコーロケーションという超音波で魚の位置を特定するからなのだそう。まさに生きた魚影探知機ですね。
動画の後半には逆にナマズに捕食されそうになっていますが、こうゆうことも起こるようです。
30匹のも魚を食べるから生臭いウオクイコウモリ。その悪臭っぷりは、ただ近づくと臭いというだけに留まらず、1m四方に渡って臭いというから驚くよね。羽を広げて50cmほどのコウモリだから、人間でいうと周囲3mくらい臭ってることになるんだろうな。