百獣の王と呼ばれるライオンと、もっとも硬い皮膚を持つ言われているサイ。
この両者が対決したら、どういった展開が見れるのでしょうか・・・?
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1匹のサイが、ライオンの群れに近づきます。
縄張りを誇示しているのでしょうか?必要以上にライオンに近づくサイ。
草食動物とはいえ、世界一硬いといわれる皮膚を持ち、陸上で象に次ぎ大きな体を持つサイ。
サイの皮膚は、人間でいうと爪に近いもので死んだ細胞が硬化したもの。それに全身が覆われて鎧のようになっているのです。ライオンごときにはおびえません。
とはいえ、対するのもライオン。
オスは逃げましたがメスは案外余裕そうなそぶりをみせています。
接近され一時飛び退いたようなそぶりを見せたライオン。しかし先に手を出したのはライオンでした。
回り込みお尻に一撃です。
サイも驚いて振り払います。
さすがのサイの皮膚。アップで見ても跡は少々あっても傷がありません。反応もタンスの角で小指をぶつけたかのような「ぃってーな!」くらいの様子。
人間の皮膚なら余裕で引き裂かれているところでしょう。
とはいえこれで怒ってしまったサイ。執拗にライオンを追いまわします。あの巨体を持ちながらも時速50kmのスピードで走ることが出来るサイ。その迫力は映像を見ての通りです。
サイとライオンの勝負
サイっていうのは現在世界に5種類生息しているんだ。クロサイ、シロサイ、スマトラサイ、インドサイ、ジャワサイ。このうち野生のジャワサイは密猟によって絶滅してしまったんだ。他のサイもすべて絶滅の危機にあるんだよ。この密猟の目的は「サイの角」。漢方薬に使うんだけど、実はなんの効能もないんだって。ひどい話だよね。密猟を防ぐために予め角を切りおとしておくという保護策がとられているんだ。皮肉な話だよね。