幻想的すぎる海の中の世界。1匹のアザラシの死骸とそれに群がり海底を埋め尽くすヒトデや巨大ワームがおりなす異次元空間。

北の養分が豊富な海の底・・・多くの人間が直接見ることのできないその場所には、あまりに幻想的な異世界が広がっていました。

無数に広がるヒトデと、おなじく無数のワームたち。Timelapse撮影(微速度撮影)による、この世のものとは思えない光景を、ご堪能ください。

ヒトデの海

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まるでSF映画に出てきそうなこのワンシーン。

しかし、同じ地球の海のなかで撮影されている実際の映像です。

見えるのは、ヒトデ、ヒトデ・・ヒトデ。そしてミミズが太くなったような生き物ワーム。そしてガンガゼかウニのような生き物。海底一面を埋め尽くそうかというものすごい量です。

ヒトデだらけ

釣りでもやろうものなら確実にヒトデ祭りになるでしょう。実際ヒトデは捕食にものすごく貪欲。普通の釣りでも良く釣れます。

これだけヒトデだらけなこの状況を作り出しているのは、豊富な栄養のある海。数が多いだけでなく、それぞれ個体がデカイのです。3m級のワームも登場します。

さらにもう1つ大きな理由が・・・それがこのアザラシの死骸。

アザラシの死骸

アザラシの肉はヒトデたちにとって食べやすく、しかも栄養が豊富。さらに量が多いので次から次ぎへと集まってくるのです。

ヒトデやワームたちは、アザラシの食べやすい肉から群がります。

例えば「目」。

柔らかい目の周りにはそこから体内に侵入しようという虫が群がります。

アザラシの死骸に群がるワーム

こうして、1匹のアザラシの死骸がまた、海の生き物たちを潤していくのです。

ヒトデ

生命は海から誕生したというのも、この光景を見ると妙に納得してしまいます。

海底を埋め尽くすヒトデや巨大ワーム

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こういった光景を見ると「地球は水の惑星だな」なんて言われるのを思い出すけど、地球のなかで水はたったの0.02%しかないんだ。1番多いのは地球の重さの約3割を占める「鉄」なんだよ。つまり地球は「鉄の惑星」って言えるんだって。大好きな生物学者である長沼毅先生のお話だよ。
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カテゴリー 海中生物 タグ , .
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