人間とチンパンジーのDNA遺伝子の差はたったの98%一致しているとされています。
人間の子どもレベルに賢いチンパンジー。そんな彼らが同じ霊長類であるレッドコロブスモンキーを狩る映像です。
霊長類同士、似ているからこその目をつぶりたくなる感じがありますので、苦手な方はご注意を。
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多くのチンパンジーは基本ベジタリアン。葉や果物、道具を使い木の実を食べたりして暮らしています。
しかし、アフリカに住むチンパンジーは、どうやら若干違うようです。
このチンパンジーたちの群れはレッドコロブスモンキーの親子に狙いをしぼった模様。
レッドコロブスモンキーは、同じく群れをなして生きる猿なのですが、その子どもの6~12%がチンパンジーのより捕食されるというエリアまであるほど、チンパンジーは驚異の生き物。
しかし、本来木の実などを食べるチンパンジー。なぜ危険を冒してまでほかの猿を狩るのでしょうか?
実はそれには理由があるのです。それは「社会的な地位の確立」と「メスへのアピール」。
同じテリトリー内でほかの猿を殺すこと、それが群れの優位、自分の優位に繋がります。強いものはよりメスに好かれるのです。
特にチンパンジーはほかの群れの「子殺し」をすることでも有名ですが、このレッドコロブスモンキーに対しても狙うのは基本子ども。
純粋に弱く小さいので狩り易いというのもあるでしょうが、きっとほかの理由も働いているのでしょう。
母親の前は素通りで子どもに向かいます。
強力な顎の力、そして凶暴性を持つチンパンジー。
子どものレッドコロブスモンキーは、なす術もありません。
チンパンジーの狩りをする理由
チンパンジーと人間が違う2%というのは、こういった凶暴性の有無なのか?と思うけど、残念ながらそこはヒトもチンパンジーも同じように持ち合わせているんだ。だからヒトのも凶暴性、ッ他者排他性というのはとても動物らしい本質的な部分なんだよ。しかし、おなじ霊長類でもこの「争い本能」がない奴もいるんだ。それが「ボノボ」という霊長類。争いをするかわりにあることをして衝突を避けるんだ。こいつらはもはや人間やチンパンジーを超えた存在だと思うよ。→唯一無二の霊長類、ボノボ。