フェネックギツネ。可愛い顔してサソリ食うんかい!!

ペットと言えば、犬、ネコ、ハムスター、ウサギ、インコなんかが定番という感じですが、ひそかな人気を持つある生き物がいます。

それが、あまりに可愛い容姿を持つ、フェネックギツネ。日本でも飼育制限がないため多くのフェネックが飼われているのだそう。通常ペットである犬やネコでも、野生の犬ネコになるとそれなりに“野生らしい”感じがありますが、このフェネックギツネは野生にいても可愛らしい姿はそのまま、過酷なアフリカの地で生きているのです。

フェネックギツネphoto by Mark Dumont
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このフェネックギツネ。

キツネであるにも関わらず体重はたったの1.5kg、体長も30cmほどしかありません。体重1.5kgといえばほぼチワワくらいの重さです。体長の割りに15cmもある大きな耳が特長的なこの子。この耳は熱を逃がす役割りをしています。

そんなフェネックキツネが暮らすのは、ぬくぬくとしたクッションで寝るペットとは違い、敵の多い、過酷なアフリカの大地です。

フェネックphoto by_PhotographyKamel-Ch

乾燥するこの地域で、トカゲや昆虫、鳥や鳥の卵を狩って生きるフェネック。あまりに水が少ない地帯なので、肉食動物ではありますが水分補給のために葉っぱや実を食べることもあるのだそう。

さらにこの大地で生きるため、地中深く10mもの巣穴を掘ります。ペットで飼う時には、庭なんかで飼うと一瞬でいなくなってしまうことでしょう。

フェネックphoto Fennecy_hehaden

もちろん野生の子達は狩りをして生きているわけですが、時にはこんな毒を持つサソリすら狩ることが出来るようです。“危ないッ”と思わず制止したくなりますが、サソリで殺傷能力を持つほどの毒をもつのはわずか。さらにフェネックなど哺乳類は毒の耐性を持っている場合が多いのだそう。

フェネック

判っていても、刺されそうでハラハラしていしまいます。

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フェネックギツネっていうのは聞き慣れない名前だけど、実はよく目にしているんだ。様々なお話の中に出て来るんだよ。例えば星の王子様。砂漠で星の王子様が出会うキツネはこの“フェネックギツネ”がモデルになっているんだ。さらに日本でおなじみの風の谷のナウシカ。このナウシカの肩に乗っているテトも、フェネックがモデルになっているそうだよ。
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