肉食動物同士が一緒に狩りをし、そして一緒に獲物を貪るという、なかなか珍しいシーンです。
サバンナにいるのは一匹の鹿。
そしてそれを狙おうというのが1匹のハイエナです。
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ハイエナは基本数匹の群れで動き、狩りをするというよりも、死骸の臭いをかぎ分けて喰らいに行くことのほうが多いのですが、このハイエナは珍しく1匹で狩りをしています。
水辺で足をとられ、うまく動けない状態のハイエナ。なかなか近くまで行きますが、どうしても逃げられてしまいます。
それを遠くから見ていたのがリカオン。
ハイエナが仕留めた後におこぼれを狙いに行こうと考えていたのでしょか?
しかし、なかなか狩らないハイエナにしびれをきらしたのか、狩りの援護にかかります。
ハイエナが追い詰める手前のほうでリカオンが待ち構え、とうとう鹿は倒されてしまいます。
その後も獲物を奪いあう様子もなく、一緒になった餌を食べるハイエナとリカオン。
今まで考えたことありませんでしたが、群れや種族を関係なく、肉食動物たちがタッグを組んで、たとえばゾウのような数十匹分の食料となる大きい動物を仕留めに行くということも可能なんですよね。
もしかしたら人間がまだ見ていないだけで、肉食動物界ではそんなことが起こっていたら・・・と考えると面白いですね。
ハイエナとリカオンが共同作業しているということはどういう意味かわかるかな?ハイエナとリカオンは似ているけどハイエナは猫科。そしてリカオンはイヌ科なんだ。つまり犬とネコがタッグを組んだということにあたいするんだ。これはすごいことだよね。