コモドオオトカゲの生息地に足を踏み入れた者が行方不明になっている事件が多いのだそう。
たしかに、バッファローのような大型の生き物すら捕食しようとするコモドドラゴンの様子を見ると、当然のこといえるのでしょう。
スポンサーリンク
1匹の水浴び中のバファローに忍び寄るコモドオオトカゲ。
対峙したときの体の大きさの違いを見ると、完全にバッファローが負ける感じはしないのですが、コモドドラゴンは執拗にまとわり尽きます。
そして逃げようとしたバッファローの後ろ足にひと噛み!
そこまで傷はふかそうではありませんが、そのままバッファローは立ち上がれなくなってしまいます。
実はこれ、ただのひと噛みではなく、毒のひと噛みなのです。
昔はコモドオオトカゲに雑菌が多く、かんだところが炎症すると考えられていましたが、今では、血液の凝固を妨げる成分“ヘモトキシン”を持っており、噛んだ所の出血が止まらずに死に至らしめるという新説で落ち着いています。
コモドドラゴンは1度相手に傷を負わせると、あとは待ちの姿勢に入ります。
そして血の臭いに大変敏感なコモドドラゴン、どんどん仲間が集まってきます。
あとは、ゆっくりと、死肉を頂くのみなのです。
コモドオオトカゲがすごい
1840年には、7m級の超大型トカゲか、陸生のワニだと考えられていたコモドオオトカゲ。それが発覚したのは、なんと1900年代にはいってからだそう。たしかに、近付けたとしても喰われるだろうし、しょうがない話だよ。