野生のゾウは平均して60年生きると言われます。身体が大きいので食べる量も半端ではありません。一日の食事量は200~300kg、飲む水の量は100Lとも。そんなゾウが死ぬと、4~6トンもある死骸はサバンナのあらゆる動物たちの血肉と還元されるわけです。まずはライオン、そしてハイエナ、鳥、虫へと。アフリカのエコシステムはまさに完璧ですね。
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昔人間も、象の肉に支えられていたことがあるよね。実際、象の肉を1頭分狩ると、現代人の肉消費量にあわせると61人分の年間消費量に相当するそうなんだ。もし何かがずれていたら、畜産のなかに「象」というカテゴリーがあったかもしれないよね。