悪者、悪役、意地汚い、横取り屋・・・などのマイナスイメージが強いハイエナですが、もしかするとこの映像でさらに好感度を下げてしまうことになるかもしれません。
でも、どうかハイエナのことを嫌いにならないでください。彼らも生きることに必死なんです。
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2匹のハイエナが狙いを定めたのは1匹のヌー。
ヌーも角で応戦をするものの、両サイドから攻め入られ、倒れる寸前です。
ハイエナはそのちょうど尻のところから喰らいつきます。
これはライオンやトラほど大きくない、ハイエナやリカオンなどの肉食動物が使う手段で、柔らかい肉である尻の部分から、内臓を引っ張りだすのです。
今回も同じようにヌーの尻に喰らいつくハイエナ。
そして、そこから出てきたのは・・・なんと内臓ではなく、ヌーの赤ちゃんでした。
おなかに子どもがいる身重の母親は群れ中でも恰好の餌食。子どもを守ろうと必死に抵抗する努力もむなしく、ハイエナ達の食事となってしまいました。
残酷ともグロテスクとも思えるかもしれませんが、ハイエナにとってヌーは生きるための大事な食料。自分の命を守るためにリスクの低い弱者を狙うのも当然のことなのです。
ハイエナってオオカミと近い感じがするよね。でもね、実は猫科の生き物なんだよ。体つきは完全に犬だけど、これは平原で生きられるように進化した証なんだって。つまり超絶広い家でネコを飼っていたらハイエナみたいになるってことだ。