クモガニの大行進。
それは1年に1度だけ、オーストラリアのメルボルンで見ることができる5万匹を越えるクモガニの行進です。
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写真:動画より抜粋
普段は単独で行動しているものたちが、1匹、また1匹と何かに引き寄せられるように集まり、最終的には5万もの大群になるのです。
写真で見たい方はこちらもどうぞ→1年に1度、満月の奇跡。5万匹を越えるクモガニが集結し集団脱皮。
目的は脱皮と出産。
1番無防備になるその瞬間を群れで行うことで被害を最小限に食い止めるのです。
もちろん、その中には犠牲になるモノも。
鳥や大型魚が集まりますが、中でも巨大エイの食事は圧巻です。
大きなマントを広げ、かにの上に覆いかぶさり、裏の真ん中にある意外にも超デカイ口でずるずるとかにを食べています。カニの手足が長いので、その姿、まるで麺でもすすっているかのよう・・・
1年に1度の大行進には世界中からダイバーやカメラマンが集まります。たしかにこれは、1度は拝んで見たい光景ですね。
200年前は、こういった行動の後に数千ものカニの甲羅が打ち上げられ、「祟りだ」といわれいたんだって。しかも決まって満月の日周辺だったから、よけいに神がかった感じになったんだろうね。なんで満月かというと潮の満ち干気に関係があるんだ。満月が近くなり大潮になる日がカニたちが動くときだそうだよ。